臨床心理士の彼女②|良い流れだったのに私が断った理由
前回は、ベトナムコーヒーの飲み方が分からないまま、その日は別れました。
帰宅後、少し間を置いてからメッセージを送りました。
まもなく返事は来ました。
お互いの沿線にあるイタリアンのお店を、彼女が提案してくれました。
しかも、予約までしてくれるとのこと。
場所は高崎線沿線。埼玉の北寄りの落ち着いたところです。
正直「このあたりにそんな店があるのか?」と疑っていましたが、ちゃんとありました。
店内は落ち着いていて、静かに話ができる雰囲気でした。
話は自然と盛り上がりました。
その流れの中で、彼女がこう聞いてきました。
Contents
ラップ好きの彼女のパンチライン
「嫌いなタイプってありますか?」
好きなタイプではなく、嫌いなタイプを聞かれるのか。
なるほど、臨床心理士らしい質問だと思いました。
食事をしながらお酒も飲みましたが、彼女は自分で梅酒を作っているそうです。
心理士、フリースタイルラップ、そして梅酒。
情報量が多すぎて、少し追いつきません。

それでも、不思議と会話は途切れませんでした。
ただ、どこか引っかかるものがあったのも事実です。
うまく言葉にできない違和感のようなものです。
それでも、その場では気にしないことにしました。
今回も、感触としては悪くありません。
次はどうしようかと考えていたところ、彼女からこう言われました。
「次はご飯じゃなくて、どこかに連れて行ってほしいです」
少し意外でした。
私は以前、ヒリゾ浜が好きだと話していました。
彼女はそれを覚えていて、「そこはどうですか」と言ってくれました。
ただ、そこは静岡県の最南部で、さすがに距離があります。
そこで、柏にある風車のある公園に行くことになりました。
ここまで来れば、普通は次に進む流れだと思います。
ですが、私は後日、考え直しました。
そして結局、彼女のことをお断りしました
彼女のプロフィールには、「子どもが欲しい」「卵子凍結をしている」とありました。
私は子どもを否定しているわけではありません。
ただ、どこかで引っかかっていました。

結婚があって、その先に子どもがある。
それなら、まだ納得できたのかもしれません。
でも今回は、順番が逆に感じてしまいました。
うまく言えませんが、どこか機械的に感じてしまったのです。
確かに、男性も女性も年齢によって生物的な機能は衰えていきます。
出産や育児を急ぐ気持ちも理解できます。
それでも、自分の中では整理がつきませんでした。
私は一度、結婚を失敗しています。
だからこそ、二人の関係を先に築きたかったのです。
そんなことを言えば、「アラフィフの男が何を言っているんだ」「現実を見ろ」と言われてしまいそうです。
それでも、私は理想を捨てきれませんでした。
後日、私はお断りのメッセージを送りました。
すると間もなく、彼女から短い返事が届きました。
ほどなくして彼女のプロフィールは、「アカウント削除またはプロフ非公開中」
という表示に変わり、閲覧できなくなりました。
諸行無常の響きあり。
大人の出会いは、恋ではなく濃い。
簡単には、いかないものです。
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