【独身戸建て番外編】中古住宅の床下に水が溜まり湖になっていた

契約後は夢見心地で再訪したはずだった

物件の契約を決めたのは2025年の8月。
引渡しは私の都合で翌年の2026年にしてもらいました。夢のマイホームとはよく言ったものです。
私もすっかり夢見心地でした。
あの恐ろしい水たまりを見る日までは。

その日は、引っ越しまでにカーテンや家具の寸法などを決めておきたかったので、窓の大きさを測るため、メジャーを持って不動産屋の立ち会いのもと見学に行ったのです。

いざ購入が決まると、早くも愛着のようなものが芽生えるものですね。

まずは2階の生活設備を確認

まずは、生活拠点にする予定の2階から。
窓の大きさはきっちり計測します。カーテンのサイズを間違えると、地味に取り返しがつきません。

そして、私にとって大切なポイントは、ガス乾燥機の乾太くんをきちんと置けるかです。
ガス乾燥機は独身者の夢であり、憧れでもありますからね。

あとは天井照明のアタッチメントなども確認。
不動産取引は素人ですが、一人暮らしに関しては良くも悪くもベテランです。見るべきポイントはだいたい分かります。

生活拠点としての設備関係に問題がないことを確認できたので、次は納戸のある1階へ向かいました。

納戸の床下収納を開けてみた

ひとつめの納戸にある、少し広めのクローゼットを開けてみました。
その中に床下収納なるものがあったので、せっかくなのでこれも開けてみます。

まあ、最初に見えたのは、ただの正方形のボックス収納でした。

床下の収納ボックスを開けてみた
この時は平凡な収納ボックスにしか見えなかった


ただ、マンション住まいが長かった私はこういうものをあまり見たことがなく、ついそのボックスも外してみたのです。

すると、まあ当然なのですが、床下のコンクリートが見えました。

みずみずしいコンクリートだと思ったら水だった

その瞬間、私は思いました。
「最近のコンクリート技術はすごいな。まだ新しいからか、コンクリートがみずみずしい」
「まるで水が張っているかのような艶があるじゃないか」と。

いや、でもちょっと待てよ。
みずみずしいコンクリート。
そんなもの聞いたことがない。

そうなのです。
よく見たら、「かのような」ではありません。
一面、水が張っているのです。

「あれ? 水?」

しかも、水が少しこぼれているとか、湿っているとか、そういうレベルではありません。
鏡面のように見えるくらいですから、ある程度しっかり水深があるのです。

床下の収納ボックスを開けると水たまりだった


Why!?
どうして?
ここは水上コテージかい?

不動産屋の担当者も「これは……水ですね……」となった

私は、少し離れて見ていた不動産屋の担当者を呼びました。
担当者も慌てたのでしょう。

彼は見るなり、「これは……水ですね……」
と、まるで幼な子のように、見たままの言葉を口にしました。

いや、見れば分かる。
分かるのですが、問題はそこではありません。

なぜ床下に水があるのか。

そして、それは一時的なものなのか、それとももっと根の深い話なのか。
愛着が芽生え始めていたこの家は、一気に「本当に大丈夫なのか」という不穏な存在になりました。

その場では、担当の不動産屋もさすがに判断できなかったようで、
「売主にも確認しますね」
と言って、その日は別れることになりました。

原因はリフォーム工事中の事故だった

後日、原因が分かりました。

売主がリフォームの際に壁を貼り替えたそうなのですが、その作業中、壁ボードを打ち込む際に壁沿いのホースを釘打ち機で打ち抜いてしまっていたとのことでした。

つまり、何か家そのものに重大な欠陥があったというよりは、リフォーム工事中の事故だったようです。

もちろん、だからといって即安心というわけではありません。
ですが、少なくとも

  • 基礎に重大な問題がある
  • 雨漏りで家全体がどうにかなっている
  • 根本的に致命的な構造不良がある

といった話ではなかったのでした。

売主側で修繕対応、工事写真も共有された

その後、不動産会社からは修繕が完了したと報告を受けました。
さらに、修繕している最中の工事の様子を画像でも共有してもらいました。

壁を開け、原因箇所を確認し、問題のホースを修理していく。
その過程が見えたことで、こちらとしても少し安心できました。

原因調査の様子

原因となったホース

リフォーム時、壁ボードを打ち込む際に釘打ち機でホースを傷つけてしまったとのこと。
写真で見ると、なるほど確かにそこだな、という感じです。

実は私、かなりの勢いで調べて考えていました(臆病なので)

この修復まで、私はかなりの勢いでいろいろ調べていました。
本当にこのまま進めて大丈夫なのか。
他に影響はないのか。
今後また別の問題が出るのではないか。
頭の中では、かなりの速さでいろいろな思考が回っていました。

そして、そのとき私は、自分なりの一線を決めていました。

ただ、そこは一応分別のある大人。
すぐ口にすることはしませんでした。

直るまでは引き渡しには応じない!

水戸黄門でも印籠は「最後の切り札」です。

私が心の中で用意していた言葉は、こうです。

「直してくれるまでは、引き渡しには応じない」

当たり前といえば当たり前なのですが、こういう場面では、その当たり前をきちんと線引きしておき、それを切り札として持っておくことだと思います。
格さんが言う「静まれぃ!静まれぃ!この紋所が目に入らぬかぁ!」ですね。

まあ、結局は言い合いになるような事にはならなかったので、用意したこの強い言葉は使っておりません。※これは売主が不動産業者で個人所有の物件だとまた変わるかも知れません。普通は無いと思われますが皆様におかれては充分にご注意ください。

しかしまぁ、夢のマイホームとはよく言ったものです。
夢見心地で見に行った先で、まさか床下に湖を見ることになるとは思いませんでした。

ただ、この件でひとつ分かったのは、家を買うというのは、きれいな間取りやおしゃれな外観を見て浮かれるだけの話ではないということです。

気になるところは自分の目で見て、変だと思ったら確認して、直るまでは引かない。
そういう地味な確認の積み重ねが、案外いちばん大事なのかもしれません。

もしあの日、床下収納を開けていなかったら

あの日~、あの時~、あの場所で~♬(クロゼットの中ですが)床下収納を開けていなかったら。
そう思うと、今でも少しぞっとします。

家を買うときは、夢を見るだけではだめですね。
見るなら、床下まで覗かなければならないようです。

大人の婚活シーンでは「おしゃれは足元から」
独身での「中古住宅購入で見なければならないのは床下から」

これで決まりですね!
今となっては、まあ良い思い出です。
いや、正確にはトラウマですが。

「独身で中古戸建を購入した経緯はこちら」

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