既婚(きこん)の刃
アラフォー大人が婚活をするから大人婚活です。
しかもバツイチ。
「鬼滅の刃」の最終巻(第23巻)、盛り上がっているようですね。
皆さんは読まれましたか?
勿論、あの物語はフィクションですから想像の世界での出来事です。
しかし、私は婚活という現実のフィールドで恐ろしい「鬼」に幾度か遭遇した事があります。
そこで今回は、改めて大人による婚活の場で遭遇する「鬼」たちをご紹介します。
この恐ろしい事実を前にして、キーボードで文字入力をする手が震えます。
題して「既婚の刃」です。
全集中!
マッチングアプリ阿吽の呼吸!
既婚(きこん)の刃とは
私のように、結構良い年なのに未だ独身でいると、既婚者からは刃(やいば)のような冷たく鋭い視線を浴びせられる事があります。
私はこれを、「既婚の刃」と呼ぶことにしました。
例えば会社で、「誰かが休日出勤をしなければ遂行出来ない急遽の業務」などが発生するとします。
「誰が休日出勤をするか?」の議論になりますが、誰しも休日に出勤したいとは思いません。
そんな事務所内は決まって「誰か申し出ろよ・・」的な淀んだ空気になります。
そしてそのような場では、決まって既婚者から口をついて出る言葉があります。
「その日は家族行事があるからちょっと・・・」
不意を装ったこのワードにより、私たち独身者は窮地に追い込まれるのです。
そんな事言われたら、独身者が休日出勤せざるを得ません。
これに対しては、アラフォー独身の私が代表してアンサーしたい。
「既婚者には家族行事があるかもしれない」
しかし、私達だって
「独身行事があるのだ」
例えば、婚活パーティーとか。
あと色々・・・
まあ、結果としてそのような事を言える訳でもなく、休日出勤は私達のような大人の独身者に委ねられる訳です。
そして、このような場面で既婚者から浴びせられる視線がまるで刃というわけです。
Contents
婚活の場に現れる「鬼」
婚活餓鬼(こんかつがき)
幾度となく遭遇した恐ろしい鬼です。
本来の「餓鬼」とは、常に飢えと空腹に苛まされる鬼のことです。
一方この「婚活餓鬼」は、何人もの異性とマッチングしているにも関わらず、そのお相手とは決して関係を進展させる事はしないという恐ろしい鬼です。
彼女(彼)たちは、既にマッチングしたお相手と「どのようにすれば信頼関係を築くことが出来るのか」という考えには至らないのです。
出会いのアプリで知り合ったにも関わらず。
マッチングした相手、そんなことより「まだまだ良い人がいるに違いない」と、新たなお相手を探し始めてしまうのです。
決して満たされることのない架空の出会いを渇望し、半ば永遠に探し続け飢え苦しむ鬼なのです。
そしてこの婚活餓鬼の厄介なところは、比較的顔立ちが良く一般的には美女、美男である事です。
若い頃は相応にモテていたため、常に自分が相手を選ぶ立ち位置であったのでしょう。
そんな鬼たちは、よもや他人から自分が選別されているなどとは夢にも思っていません。
おめでたいと言えばそれはそうですが、実に厄介ですね。
婚活餓鬼に出会っても、くれぐれもハマらないようにして下さい。
そして私は問いたいのです。
何故マッチングしたの?
プロフィール写真詐鬼(ぷろふぃーるしゃしんさぎ)
自身のプロフィール写真に著しい加工を施した鬼。
厄介なのは、この鬼に施された秀逸な加工は、アプリ等の簡易的なそれでは無いことです。
つまり、プロカメラマン若しくはレタッチャー(画像加工のプロ)によるものなので、繊細がゆえに加工の有無を画像から判別することはもはや不可能だという事です。
実は私、以前にも当ブログで記しています。
こんな姑息な手段を使うなんて、なんて恐ろしい鬼なのだろうか。
私には信じられませんでした。
しかし、驚いたことに実際に会ってみるとこの鬼の多くは「人を騙そう」という考えをしているようには思えないのです。
いやむしろ、後ろめたさを感じている鬼が多いのです。
その罪悪感からでしょうか、会ってみるとまともに目を合わせる事もしない鬼が多い印象です。
当初「私だってルックスに自信は無い。けれど、ありのままを晒して勝負しているのにズルい!」
「過剰なプロフィール画像の加工は欺罔行為じゃないか!」と思っていました。
しかし、出会いを原点に戻り考えました。
すると改めて分かった事があります。
そもそもお化粧だってそうなのです。
自分に加工を施すという意味合いでは、同じだということです。
男性だって眉毛を整えたりするのもそうではありませんか。
程度の差こそあれ、本来の自分では無い訳です。
つまり加工とは「相手に少しでも綺麗な自分を見せたい」という、健気な女(男)心の一端だとも考える事が出来るのではないでしょうか。
つまり、プロフィール写真を加工し過ぎた鬼とは、ちょっと背伸びし過ぎた女(男)心の化身なのですね。
ブランド物童子(ぶらんどものどうじ)
「おしゃれ=ブランド物」という発想の鬼。
その鬼自身はそうでもないのですが、恐ろしいのは持ち物の値段です。
以前「おしゃれなバッグ」をしている方とマッチング出来ました。
それは、茶色かかっている小さなバッグで、肩からかけるタイプのものでした。
「ふーん。かわいいのがあるんだね」と、興味半分で検索してみると、それは「クリスチャンディオール」というおしゃれブランドである事が分かりました。
そして驚いたことに、その価格はなんと¥40万超え。
「OMG・・・」
グッピーラムネなら一体何個買える値段なのでしょうか。
勿論、それ以上の進展は無かったのですけれど、ただ驚いたというお話です。
とまあ、リアルな大人婚活の場には様々な「鬼」がいることがお分かり頂けたと思います。
そして、まだまだたくさんの鬼が現存していると思われます。
それは発見次第、改めてご報告をさせて頂ければと思います。
素敵な旦那さんになれるように頑張るぞ!