飯モクと森クマには気をつけろ!

アラフォー大人が婚活をするから大人婚活です。
しかもバツイチ。

最近更新をしていなかったのでたまにメッセージを頂いておりました。
このような私でも気にかけて頂けて嬉しいです。

メッセージの内容は「成婚したんですか?」というものが大半です。
婚活ブログですからね、それはそうだと思います。

しかし、変わったメッセージもあります。
中には「生きているのですか?」と、生死の判別を本人に問う非常にスキルの高いご質問も頂戴しております。

 

はい、私は元気に婚活をしています。

そして、生きています!

 

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、私の婚活歴は長いです。
相変わらず自らのスペックの低さ、取柄の無さに辟易しながら毎日を送っています。

最近は「出会い」について深く考える事も多いです。
婚活に限らず「出会い」は生涯の課題であると言っても過言ではありませんね。

そう言えば、有名な童謡に「意外性のある出会い」を唄ったものがあります。

それは「森のくまさん」です。

 

 

ご存じですよね。

「森の中を歩いていたらクマさんに出会ってしまった」というシュールな歌です。

しかし冷静に考えるとかなり強烈ですよね。
英語にすれば「I met a bear」ですから。

仮に映画などでこの始まり方をするのであれば、目の前には絶望しか望めません。

これと同様に、私が恐れている出会いがあります。

こちらは森クマではありません。
それは飯モクです。

 

飯モクとは

飯モクをご存じですか?

「出会いでは無く、ご飯目的に会う」事を言います。

 

 

 

本来、マッチングアプリなどは純粋な出会いを期待する場です。

しかし、この飯モク達は純粋なコミュニケーションを装いお相手にご飯を奢らせてしまいます。

「そんなバカな!」と思う方もいらっしゃると思いますが、そこは魑魅魍魎の大人婚活です。

それを踏まえて私は言いたいのです。

大自然の中では森クマに、出会いの場では飯モクに注意をという事です。

 

飯モクの彼女

私も、ついに飯モクに出会ってしまいました。

きっかけはマッチングアプリ。
彼女から「いいね」をもらえた事で、やがて毎日メッセージを送りあうようになったのですけれど、
お互い住んでいるエリアも近かった等の共通点も多く「ご飯をしよう」という事になりました。

 

「何か食べたいものある?」というような事をお互いにメッセージを送り合いました。
違和感があったのはこの時から。(今にして思えば)

当時、彼女から「こんなお店に行きたいというリスト的なもの」が送られてきたのです。
その数なんと11店。

彼女はきっと普段から「ご飯リサーチ」をしていたんでしょうね。

 

 

私は、11月と12月、そして年が明けて1月。
合計3回のご飯に行きました。
食事以外の進展はまだ無し。

 

しかし、ひょんな事からこれらの状況を同僚に話する機会がありました。
聞いた同僚は一言。
「それ、おかしいよ」と。

当の本人である私にとっては青天の霹靂。
彼女が飯モクとは夢にも思っていませんでした。
しかし結果、同僚は私の目を覚ましてくれた事になります。

 

その同僚が「おや?」と思ったのは、
「今まで3回の食事をしたのに進展は一切ない」
「更に次回4回目も食事のみの約束
更に追い打ちをかけるように
「滞在は2時間と言われ締め切りが指定されている(食事以外の猶予を与えられていない)」
ところだったそうです。

今にして思いますが極めつけは、店の選定。
彼女の行きたいお店リストの中から彼女が決定する仕組みです。

これを聞いてさすがに同僚は「おいおい?」と思ったそうです。

 

恋は盲目と言います。
今回も、やはり渦中の当人(私)には自分を取り巻く状況が見えないという良い見本ですね。
ただ、正直なところ今もそうは思いたくないです。

そんな時ふと、かつて読んだ本のことを思い出しました。

 

ポーカーをやり始めて20分経っても、まだ誰がカモなのか分からない人は「自分がカモ」なのだ。

参照:ウォーレンバフェット名言

 

なるほど。

今回はポーカーではありませんでしたが、どうやら私はカモだったようです

 

 

飯モクの見分け方

私は未だ成婚していないので、婚活についての成功体験談をすることが出来ません。
しかし、これ以上の被害者が増えてもいけません。
飯モクの思考・行動パターンで思い当たる節をまとめてみました。
いや、まとめざるを得ません。

自己PRにこれらのパターンが多いです。

 

Ⅰ 初回デート費用欄が「男性が全て支払う」になっていること

Ⅱ 自己紹介のプロフ写真に「寿司」「肉」の高級食材の写真が載っていること

Ⅲ 自分自身の紹介は控えめなのに、ディナーのお店紹介は快活で饒舌なこと

Ⅳ 門限などあろうはずもない年齢なのに、デートは時間制であること

 

 

 

「Ⅰ」について
マッチングアプリには、知り合って間もない異性同士で不毛なトラブルを起こさないよう工夫されており「初回デート費用」についての記入欄があります。
私の年代の男性なら、会計を女性に任せようとは思っていない方が多数派だと思いますが。

色々なパターンが考えられ、もはや何が正解なのかは分かりません。
しかし、あくまで飯モクを避けようと思うなら「高価な食事」を要求してくる異性には近寄らないことです。

お互いを大切に思い合うならば、初対面で高級食材が使われたレストラン等は希望しないでしょう。
また「何が食べたい?」とお相手に聞かれた場合は「パンケーキや甘い物」とか言っておくと良いと思います。
そして甘いものを食べる時て、人間は不思議とご機嫌になりますものね。
初対面でのお話も弾むと思われます。

 

「Ⅱ」について
アプリは自己紹介するため画像をアップすることが出来ます。
本来は自身の顔や全身、趣味の分かるものを掲載するのですが、ここでも飯モクの強者は違います。
「私は肉、または寿司が趣味なんだ」と言わんばかりの高級食材がアップされています。
分かりやすいですね。
デートに誘うのであれば「これらを提案のプランに持ってこい」という意味です。

 

「Ⅲ」について
飯モクは自身について多くを語りません。
しかし一方で、飲食店の話題になると実に軽妙に語り始めます。
今にして思えば彼女もそうでした。

 

「Ⅳ」について
シンデレラが急いで帰った理由は「魔法が解けてしまうから」です。
飯モクが食事の後、早々に帰るのは「あなたとの時間が無駄」だからです。

 

くれぐれも私のようにならないために、飯モクにご注意ください。
そして素敵な出会いをしてください!

 

飯モクの養分になってはいけない

未だ自らの結婚も成就出来ない私です。
自身が正しいなどとは思っていません。
価値観が多様化している世の中ですから、飯モクが必ずしも一方的な加害者とは思いません。

確かに、純粋に出会いたいという欲求につけこむ行為はイケていないとは思います。

ただ、世の中にはホストやキャバ嬢、最近ではパパ活・ママ活なるものもあります。
つまり彼、彼女らは疑似恋愛を有償で提供しているだけなのです。

例えば、ホストやキャバ嬢に入れ込んで散財してしまっている方を見て「気の毒だな」とは思っても、完全に擁護出来ない部分がありますよね。
そういった意味では、私だってご飯をご馳走する事で彼女と楽しい時間を過ごせた事実もあります。
彼女が加害者で、私が被害者という単純な事でもないと思うのです。

そして、飯モクやパパママ活をしている方たちだって、そうなるきっかけはあったのだと思います。
生まれた瞬間から飯モクでは無かったのです。

ただ「愛想を振りまいてご飯食べていたら、自分の価値を再確認出来た」というきっかけが何かしらあったのだと思います。
広い意味では「あふれ出る社会の欲求、つまり需要に応えている存在」と言っても過言ではないと思うのです。

非モテ連合の会員である私たちは、飯モクの養分になってはいいけません。
私達の行為が彼・彼女達を育成してしまっているのです。

つまり私が言いたいことは、

飯モクを憎んでも人を憎まず

そういう事です。

 

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