2022年2人目「遅刻する彼女」
大人が婚活をするから、大人婚活です。
私はアラフォー、バツイチ男です。
これと言った特技も無く、特筆すべき部分がありません。
例えるなら「売り文句のない商品」または「安くなっていないバーゲン」
どうやって自分をアピールするべきなのか、果たして結婚出来るのか?
2022年は自らを省みるため、そして備忘録として出会いを記録する事にしました。
よし、素敵な旦那(彼)さんになれるように頑張るぞ!
今回は、今年2人目に会った「遅刻する彼女」です。
Contents
知り合ってから7カ月で初デート
彼女とは安心と信頼のペアーズで知り合いました。
昨年(2021年)6月からのやりとりなので、知り合ってからはもう7ヵ月が経っていました。
マッチングアプリで初めて出会うまでの期間は、通常1週間~1カ月位が相場です。
私もここまで長らくメッセージを重ね出会ったのは初めてです。
ただ、時間をかけて会うメリットもあります。
これだけやり取りをしていれば「お互いの事」はある程度分かり合えるというものです。
※その時はそう思っていました。
お互い社会の中堅を担う忙しい大人同士。
ましてやコロナ渦中の今、時間がかかってしまう事もあるのです。
一時期、マッチングアプリ運営各社はオンライン上でトークする事に注力していましたが、やはり主流にはならなかったようです。
異性同士の出会いはとてもナーバス。
やはり実際に会う事に価値があるように思います。
お店の選定は万全に(特に非モテは)
初対面は、彼女から「ただ会うよりランチはどうでしょう?」
と提案があり、私たちはランチ出来るカフェで待ち合わせをしました。
お相手を待たせてはいけません。
非モテのしきたりにのっとり、ちょっと早めに入店し彼女を待ちました。
もちろん、この「ちょっと」というのは非モテの場合は一般のそれとは違います。
30分前です。
お店は私が事前に選び予約したものです。
もちろん、明るく開放的なお店を選びました。
シャビーな雰囲気で、大人ぽくもあり可愛らしいお店です。
また、出入り口付近のテーブルだと、人の往来の度にドアが開くので彼女に冬の風を浴びせてしまう可能性があります。
なので出入口から近い席は避け、店内奥の席を指定させて頂きました。
もちろん、何をオーダーされても不意打ちにならないよう良心的な価格設定のところにしてあります。
もはや抜かりなし。
私は、会社員で営業をしていてお客様と会食する機会もあります。
なので、雰囲気はもちろんお値段なども相手に気遣いお店選びをするようしています。
勿論私がお支払いする気ですが、お相手にも気を使わせてしまうからです。
とにかく、この日は全ては計画通りでした。
あとは彼女を待つのみです。
おしゃれカフェに中年男性一人は地獄
非モテで非リアの私はお店で一人彼女を待ちました。
約束の30分前から。
オープン間もない事もあり、店内には私以外は2組のお客しかいませんでした。
「あれ、結構遅いな・・・」
約束の時間からすでに15分が過ぎていました。
待つことに慣れた私でも、さすがに不安を感じました。
まさか「バックれらてしまったのではないか!?」と。
想像して下さい・・・。
シャビーで可愛らしい店内に中年男性が一人。
さながら地獄絵図です。
店員も「あれ、あの人、2名で予約をしていたよね・・・」
と心配されたのかどうかは不明ですが、とにかくもうシュールな雰囲気だった事に違いありません。
しかし、そんな時アプリのアラートが鳴りました。
彼女からメッセージが届いたのです。
「すみません、ちょっと遅れます」と。
ああ、良かった。
私の不安は解消され安堵しました。
しかし、約束の時間はとっくに過ぎていました。
40分遅れた彼女と上質なダウンの共通点
確かに勝手に30分前に入店したのは私の責任です。
しかし、このお店で既に70分を一人で過ごしていました。
なんと、彼女が到着しました。
約束の時間から40分を過ぎて。
そして、軽めの雰囲気をまとった彼女から発せられたのはこの一言。
「いやー、寝坊しちゃったよ。」
(私)え!?
私も大人です。
様々な場面に応じてそれなりの対応は出来る自信はありました。
しかしです。
余りにも彼女は軽い感じだったのです。
季節は冬。
昨今は、軽量でも暖かい服装が好まれます。
良いダウンジャケットなら、上質で軽いダウンが使われますね。
しかし、彼女のふるまいと発言は、それを上回る軽さだったのです。
そういった意味で、私はダウンさせられたのです。
「動じてはいけない。」
「男たるもの、いつも寛大でなければならない」
そう自分に言い聞かせました。
そして平静を装い、ランチメニューを選ぶことになりました。
しかし、私はまだ甘かったのです。
彼女から次の言葉が発せられます。
「あと、お酒頼んでも良いですか?」
「立て板に水」とはこのこと。
とても軽やな口調で投げかけてきました。
大人の男性なら分かると思いますが、このワードには二つの意味があります。
・単に飲み物としてお酒を頼んで良いか
・そしてその代金は(私に)払ってもらう
そういう事です。
つまり、彼女は私より一枚も二枚も上手だったのです。
結局、お酒は飲んでもらいましたし、お会計もさせて頂きました。
レジに向かう時、私からかなり距離をとっていたので払うつもりもなかったと思います。
いや、それは良いのです。
私達非モテは、料金を支払うことなどに抵抗は全くありません。
いや、むしろ積極的に支払いたいくらいです。
イケてない自分と、相手との均衡を図る思惑もあるのです。
納得がいかなかったのはここからです。
本当に最後のこの事態です。
本当に「チックショー」と思った
「チックショー」
小梅太夫のこのギャグ。
普段使うことの無いであろう、このワードをオチに持ってくるところが面白いのです。
しかし、私は叫びたい衝動に駆られていました。
本当に悔しかったのです。
なんと、お店を出てお別れした直後。
ブロックされ連絡先を絶たれてしまったのです。
確かに、今後発展しないだろうことは両者共に分かっていました。
ただね、大人のマナーとしてとメッセージだけはしようと思ったのです。
「今日は有難うございました」と。
しかし、アプリを開くと彼女のアイコンは既に消えてたのです。
※LINEとは違い相手からブロックされるとアイコンすら非表示になってしまいメッセージも出来ません。
約束の時間から40分も遅れたにも関わらず、秒でブロックを仕掛けてくる。
匠の技を持つ彼女だったのです。
その時は確かに悔しい気持ちでした。
しかし、今振り返ってみると彼女のスキルの高さが思い出されます。
そして私は思ったのです。
「長らくメッセージをかけても、良い出会いにつながるとは限らない」と。
そして、改めて切に思った事があります。
「遅刻するのなら、もっとマシな言い訳を持ってこい!」
でした。
という事で今回は以上です。
※もちろん、初対面にはイレギュラーがつきものです。
多少の遅れはお互い仕方ないと思います。
今回はレアケースだったのだと思っております。
色々あるけれど、素敵な旦那さん(彼)になれるように頑張るぞ!